
及川 由里子さん
岩手県・40代
STORY 01. 受講前の思い
東日本大震災後、被災地での生活を続ける中で、私自身も心のケアが必要だと強く感じるようになりました。メンタルエステスクールの方々には、震災後に何度も支援をいただき、心のケアの重要性を教えていただきました。
自分自身が経験した辛さを乗り越え、「この経験を活かして、同じように心に傷を抱えた人の力になりたい」と思い始めるようになりました。
しかし、どのように人をサポートすればいいのか具体的な方法が分からず、模索する日々が続いていました。そんな時に、スクールでの学びを通じて、本当に人の役に立つメンタルケアを身につけたいと思い、受講を決意しました。
STORY 02. 受講中の経験
スクールでは、マンツーマンでの授業を通じて、自分の経験をどのように活かすか、具体的に学ぶことができました。授業の中で「メンタルを扱う者の心得」を学び、「人をサポートするためには、まず自分自身が安定していることが大切」という考え方を深く理解しました。
また、スクールではただ学ぶだけでなく、実際にセッションを受ける機会がありました。その中で、自分自身がどれほど感情を押し込めていたかに気づき、心を開くことの大切さを実感しました。
ネイリストとしての仕事を続けながら、セラピストとしての学びを深めることで、「外見だけでなく、心の美しさも引き出せる存在になりたい」と思うようになりました。
STORY 03. 受講後の変化
スクールを卒業した今、私はネイリストとしてだけでなく、セラピストとしても活動をしています。サロンに来るお客様に対して、単にネイルの施術をするだけでなく、心のケアも行うことで、より深いレベルでのサポートができるようになりました。
「ネイルをしに来ただけなのに、心まで軽くなった」と言われることが増え、施術後のお客様の表情が明るくなるのを見るたびに、この仕事のやりがいを感じています。
また、震災後から私を支えてくれた方々への感謝の気持ちを込めて、今度は私が人をサポートする側として、地域の方々の心のケアをしていきたいと考えています。スクールでの学びは、単なるスキル習得ではなく、人生をより豊かにするための大切な経験でした。これからも、学びを活かしながら、「心と身体の両面から美しさを引き出すセラピスト」として活動を続けていきます。